脂肪注入の生着率はどのくらい?

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胸に入れた脂肪は、100%定着してくれるの?

患者さま

乳房再建の時、脂肪注入をお願いしたのですが、術後しばらくして胸が少し萎んでしまった気がします。なぜ胸が小さくなってしまったのでしょうか?

素輪先生

素輪先生の回答・・・
そうですね、脂肪の生着率は10-50%と言われています。つまり、仮に100㏄の脂肪を注入した場合、生着する脂肪組織は10cc-50㏄ということになります。

患者さま

そうなんですね!知りませんでした。
小さくなってしまうのは仕方ないことなんですね。

素輪先生

脂肪の生着率は
・施術者の技術力
・注入する脂肪組織の質
・注入先の条件など

いくつかの要素が関わります。

患者さま

なるほど、脂肪注入の経験が豊富な病院や医師を選ぶことが大切なんですね。じっくりと話をしてみて判断していくようにします。どうすれば脂肪がちゃんと定着するのでしょうか?

素輪先生

基本的には、血流の良いゆったりとしたスペースに少量ずつ、いろんな部位にまんべんなく移植していきます。そうすることで生着率は向上します。

患者さま

せっかくだから、しっかりと脂肪が止まってほしいです!逆に脂肪が生着しにくい原因にはどのようなことが考えられるのでしょうか?

素輪先生

やはり喫煙や血流不全を伴う疾患、そしてステロイド内服などが背景にある場合も、生着率が低下することがあります。

患者さま

そうなんですね。禁煙をすることなど自分自身で気をつけられることもありますね。では脂肪注入をした後、気をつけることはありますか?

素輪先生

脂肪注入の施術後2~3ヶ月程度で安定していきます。脂肪を移植した乳房は圧迫したりせず、あまり動かさない方が生着率が高くなりますよ。

患者さま

先生、圧迫や動かさないようにする期間はどのくらいでしょうか?

素輪先生

そうですね、約1か月程でしょうか。

患者さま

注入した脂肪がしっかり生着していくためには、術後しばらくの安静が大切なんですね。これは覚えておかないと!ありがとうございます。

素輪先生

そうですね、患者さん自身で出来る事もあるので、ぜひ実行してみて下さいね。また、わからないことは出来るだけ解決して自分らしい再建をしていきましょう。いつでもお問い合わせください。

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