インプラントで再建すると皮膚は薄くなりますか?

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インプラントで再建すると皮膚が薄くなってしまわないか不安!

素輪先生

素輪先生
こんにちは、何か困ったことがありそうですね。

患者さま

先生、少し心配なことがあって…。
インプラントで再建すると、皮膚が薄くなってしまうって聞いたんですが、本当でしょうか?

素輪先生

心配になるのも無理はありませんよね。
実は、乳房の全摘出と一緒に皮膚を一部切除する場合もあります

患者さま

そうですよね。

素輪先生

乳がん手術後に再建をするとき、まず「組織拡張器-ティッシュエキスパンダー」という器具で皮膚を少しずつ伸ばして、インプラントを入れるためのスペースをつくるんです。
この拡張の過程で、皮膚がやや薄くなることはあります。

患者さま

やっぱりそうなんですね…。皮膚が薄くなると、何か問題が起きることもあるんでしょうか?

素輪先生

はい、皮膚が薄くなると、インプラントの形が表面にうっすら浮き出て見えることがあります。また、皮膚の強度が足りないと、ごくまれにですが、インプラントが皮膚を押し破ってしまうようなトラブルが起きることもあります。
ただ、そういったリスクを避けるために、私たち医師はとても慎重に対応していますよ。

患者さま

そんなこともあるんですね…!じゃあ、皮膚が薄い人は再建が難しいんでしょうか?

素輪先生

いいえ、大丈夫です。最近は医学も進歩していて、皮膚が薄くなってしまった場合には「脂肪注入」を行って、皮膚の下に厚みを持たせる方法もありますよ。ご自身のお腹や太ももなどから脂肪を少し採って、気になる部分に注入していきます。
私自身も積極的に取り入れていて、皮膚の質感や厚みを改善することで患者様の身体の負担や不安を減らし、より自然な仕上がりを目指しています。

患者さま

さまざまな方法を知っている先生に相談して、自分に合った再建を見つけられたらいいですね。

素輪先生

そうですね、それぞれの方に合わせた方法をご提案できますので、どうか安心してくださいね。

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